この記事を読むと、学習塾のホームページ制作にかかる費用の相場と内訳が分かります✨
- 💬 塾のホームページを作りたいが、制作費用がいくらが妥当なのか分からない
- 💬 見積もりに「体験申込フォーム」「ブログ機能」がどこまで含まれているのか読み取れない
- 💬 公開したあとにどんな費用が毎月・毎年かかるのか、先に知っておきたい
結論から言うと、費用は「ページ数」よりも「塾に必要な機能をどこまで載せるか」で決まります。この記事では、個別指導塾・進学塾・予備校・家庭教師の教室など、規模の小さな学習塾を前提に、機能ごとの費用の考え方と、見積もりで見落としやすい項目をまとめました。
なお、ホームページ制作全般の費用の見方はホームページ制作の費用相場を正直に解説で扱っています。今回は、学習塾ならではの機能に絞って掘り下げます。
学習塾のホームページ制作費用の相場は?
まず全体像です。Web制作の比較サイト「Web幹事」の調査では、学習塾のホームページ制作費は平均84.1万円・中央値43.7万円で、発注金額の56%が50万円以下に収まっています。平均が中央値を大きく上回っているのは、100万円を超える大規模サイトが平均を引き上げているためと考えられます。
小さな塾が基準にすべきなのは平均ではなく、中央値のほうです。
作り方別の目安は、制作会社の公開情報を見ると次のような幅になります。
| 作り方 | 費用の目安 | 向いている塾 |
|---|---|---|
| テンプレート型(既存デザインをベースに構築) | 5万〜15万円 | 開業したて・まず名刺代わりの1教室 |
| セミオーダー型(トップなど要所だけオリジナル) | 15万〜40万円 | 体験申込みを月に数件は増やしたい個別指導塾 |
| フルオーダー型(ゼロから設計) | 40万〜100万円以上 | 複数教室・生徒管理まで一体で考える塾 |
出典は、Web幹事の調査と、茨木市のホームページ制作会社が公開している価格帯です。制作会社ごとに区切り方が違うため、あくまで「この幅に入っていれば極端ではない」という物差しとして使ってください。
💡 「テンプレート型」は、ホームページのひな形(=あらかじめ用意されたデザインの型)に文字と写真を流し込む作り方です。安く早く公開できる代わりに、体験申込みへ誘導する導線を自由に組みにくい面があります。
学習塾に必要な機能ごとの費用の考え方
塾のホームページは、飲食店や物販のサイトと違い、保護者が「この塾に子どもを預けて大丈夫か」を判断するための情報を載せる場所です。そのため、見積もりに入れるべき機能も塾ならではのものになります。
ここで正直にお伝えしておくと、機能ごとの具体的な金額は、制作会社や仕様で大きく変わるため、相場として断言できる数字が公開情報にありません。そこで、金額ではなく「どこで費用が膨らむのか」の分かれ目を整理します。
| 機能 | 費用が膨らむ分かれ目 |
|---|---|
| 体験申込フォーム | 入力項目の数、自動返信メール、カレンダーから日時を選ぶ予約機能の有無 |
| 料金表 | 学年・科目・週の回数で価格が変わる表を、自分で直せる形にするか |
| 講師紹介 | 人数分の写真撮影・文章作成を誰が担当するか |
| 合格実績 | 毎年入れ替える前提で、更新しやすい仕組みにするか |
| 保護者向けお知らせ・ブログ | WordPress(ワードプレス=文章を自分で追加・編集できる仕組み)を入れるか、固定ページだけか |
体験申込フォームは「作る」より「届く」が肝
体験申込フォームそのものは、どの制作会社でも作れます。差が出るのは、申込みが入ったときに塾長のスマホへ確実に通知が届くかという部分です。
弊社が携わった案件でも、通知メールが迷惑メールフォルダに振り分けられ、申込みに数日気づかなかった塾がありました。体験授業を検討中の保護者は、複数の塾を見比べていることが珍しくなく、返信が遅れると他の塾に決まってしまう可能性があります。フォームの見積もりには、送信テストと通知設定まで含まれているかを必ず確認してください。
保護者向けお知らせとブログは「自分で更新できるか」で決まる
季節講習の案内、合格速報、空きコマ情報。塾のホームページは、更新が止まると「今もちゃんと運営されているのか」と保護者に不安を与えます。
更新のたびに制作会社へ依頼する仕組みだと、1回ごとに費用と待ち時間がかかり、結局更新されなくなります。WordPressのように塾長ご自身で文章を足せる仕組みにしておけば、これらの費用はほぼ不要になります。初期費用は少し上がりますが、長い目で見るとこちらが安く済みます。
料金表・講師紹介・合格実績は「素材」で費用が変わる
この3つは、機能というより中身(文章と写真)の準備が費用を左右します。講師の写真撮影や紹介文の作成まで制作会社に任せると、その分が見積もりに乗ります。逆に、塾側で素材を用意できれば、制作費を抑えられます。
学習塾の選ばれるHPの考え方は学習塾が選ばれるHPに必要な3つの要素、体験申込みを増やす見せ方は個別指導塾が体験申し込みを増やすHPの4つのポイントで詳しく解説しています。
ページ数別の費用の目安と、塾の推奨ページ構成
ホームページ制作全般の相場として、10ページ以下の簡易なサイトは10万〜50万円程度、20〜25ページ程度なら50万〜100万円程度の価格帯が目安とされています(学習塾に限らない一般的な相場です)。
塾の場合、ページ数を増やすほど良いわけではありません。保護者が知りたい順に、必要なページだけを並べるほうが、費用も抑えられて成果も出やすくなります。
- ・ 5ページ前後:トップ、指導方針・コース、料金、講師紹介、体験申込み+アクセス
- ・ 8〜10ページ:上記に加えて、合格実績、保護者の声、よくある質問、お知らせ
- ・ 12ページ以上:学年別・科目別のコースページ、教室ごとのページ、ブログ
教室が1つで講師が数名の塾なら、5〜10ページで十分です。12ページ以上が必要になるのは、複数の教室や学年別の集客ページを持つ場合です。
見積もりで見落としがちな項目:公開後の費用
制作費ばかり見ていると、公開後にかかる費用を見落とします。ここが、あとから「思っていた総額と違う」となる最大の原因です。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ドメイン(=ネット上の住所。「〇〇.jp」の部分) | 年1,600円(.com)〜5,400円(.co.jp) |
| サーバー(=ホームページのデータを置く場所) | 月1,000〜3,000円 |
| WordPressの更新作業(外注の場合) | 1回5,000〜10,000円 |
| 保守・管理費(制作会社に任せる場合) | 月1万〜2万円がボリュームゾーン |
ドメインとサーバーの金額は、レンタルサーバー各社が公開している料金を参照しています。ドメインもサーバーも、契約名義が制作会社になっていると、乗り換えたいときに手続きが難航します。名義は必ず塾側にしてください。
また、SSL(=通信を暗号化する仕組み。アドレスが「https」になる)やスマホ対応(レスポンシブ=スマホでも見やすく画面に合わせて自動調整される設計)が、見積もりの中でオプション扱いになっていないかも確認が必要です。保護者は送迎の合間や夜の家事の後など、スマホで塾を探す場面が多いため、これらは「あって当然」の項目です。
よくある失敗:更新1回ごとに見積もりを取っていた
以前、大阪府吹田市の進学塾から、他社で作ったサイトの見直しについてご相談をいただいたことがあります。制作費は相場の範囲でしたが、契約書には保守費の記載がなく、お知らせを1件足すたびに見積もりと数日の待ち時間が発生していました。
結果として、合格速報も季節講習の案内も、公開から1年近く止まっていたそうです。制作費の安さだけで選ぶと、「更新のたびにかかる費用と手間」が後から効いてきます。
WordPress保守を放置した場合のリスクは、WordPress保守を放置するとどうなる?にまとめています。
事例:兵庫県宝塚市の個別指導塾(講師6名)
ここで、実際にご相談いただいた事例をご紹介します。
兵庫県宝塚市の個別指導塾から、ホームページの新規制作をご依頼いただきました。住宅街にある、講師6名の小さな塾で、小学生から高校生までが通っています。それまでは口コミと折込チラシだけで、体験申込みは月4件前後。ホームページは無料の作成サービスで作ったものが1ページあるだけで、料金も講師紹介も載っていませんでした。
予算に上限があったため、最初から全部は作らず、次の順で進めました。
- 💡 まず、体験申込フォーム・料金表・講師紹介・アクセスの4ページを公開
- 💡 塾長ご自身でお知らせを更新できる仕組み(WordPress)を最初から組み込む
- 💡 合格実績と保護者の声は、素材が集まった時点で追加する
結果として、公開から11週間後には体験申込みが月4件から月7件に増えました。制作会社に追加で頼まず、塾長が自分で講習案内を更新できたため、公開後の費用も想定内に収まっています。
弊社は関西一円で、学習塾をはじめ18業種のホームページ制作を手がけてきました。明朗会計・追加費用なしの方針なので、見積もりに入っている範囲を最初にお伝えするようにしています。
予算別「まずここだけ」やるべき優先順位
全部を一度に作る必要はありません。予算が決まっているなら、優先順位を付けて段階的に作るのが、失敗しない進め方です。
| 予算のイメージ | まずここだけ | 後回しでよいもの |
|---|---|---|
| 〜15万円台(テンプレート型) | 料金表、体験申込フォーム、アクセス、スマホ対応 | ブログ、学年別ページ |
| 15〜40万円(セミオーダー型) | 上記+講師紹介、合格実績、お知らせ更新機能 | 教室ごとの専用ページ |
| 40万円以上(フルオーダー型) | 上記+コース別ページ、ブログ、日時予約機能 | 生徒管理との連携 |
どの予算でも共通して最初に入れたいのは、料金表と体験申込フォームの2つです。この2つがない状態でデザインだけ凝っても、保護者は問い合わせに進めません。
正直に言うと、「高い方が集客できる」は小さな塾には当てはまりません
正直に言うと、「制作費をかけるほど問い合わせが増える」という考え方は、1教室・講師10名以下の塾には当てはまりません。前述の調査でも、発注の56%は50万円以下で、平均を押し上げているのは大規模案件です。
小さな塾で成果を分けるのは、デザインの豪華さではなく、料金が載っているか、体験に申し込みやすいか、情報が新しいかの3点です。だから弊社では、まず必要な機能に絞った構成を最初に提案しています。
逆に言えば、複数の教室を持つ塾や、学年別・科目別に集客したい塾には、フルオーダー型が最も有効です。設計にお金をかけた分だけ、体験申込みへの導線を教室ごとに最適化できます。「うちはどちらだろう」と迷う段階から、遠慮なくご相談ください。
現場で起きるズレ:「無料で作れる」の落とし穴
よく「今は無料のホームページ作成サービスで十分」と言われます。ところが実際に学習塾を手掛けていると、無料プランには広告が表示され、独自ドメインが使えず、体験申込フォームの通知設定も制限されるという壁にぶつかります。
保護者から見ると、広告の入ったサイトは「ちゃんとした塾か」という不安につながります。これを知らずに始めると、乗り換えの手間と費用が後から発生するケースが少なくありません。
では、あなたの塾はどの段階でしょうか?次のチェックリストで確認してみてください。
あなたの塾のホームページは大丈夫?チェックリスト
- ✅ 見積もりに「体験申込フォームの通知設定・送信テスト」が含まれているか、確認していない
- ✅ ドメイン・サーバーの契約名義が、制作会社になっているか分からない
- ✅ お知らせを1件足すたびに、制作会社への依頼が必要になっている
- ✅ 公開後の毎月・毎年の費用を、総額で説明されていない
2つ以上当てはまるなら、見積もりの内訳を見直すタイミングです。
学習塾のホームページ制作をお考えの方へ
当サイトでは、学習塾(個別指導塾・進学塾・予備校など)に特化したホームページ制作・システム開発の詳しいご案内ページをご用意しています。
集客のポイントや導入事例など、学習塾ならではの課題と解決策をまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
まずはここから始めてみませんか?
自分で改善したい方へ
まずは今の見積もり(または検討中の見積もり)で、公開後にかかる費用の行を探すことから始めてみてください。ドメイン・サーバー・保守・更新の4項目が書かれていなければ、それが最初の確認ポイントです。
プロに相談したい方へ
「学習塾のホームページ制作費用がいくらが妥当か知りたい」「今の見積もりが高いのか安いのか判断できない」という方は、お気軽にご相談ください。現状の課題と改善ポイントを、専門用語なしで分かりやすくお伝えします。
私たち株式会社grandiosoは、関西エリアを中心に全国の中小企業・個人事業主の皆さまにホームページ制作やシステム開発をご提供しています。
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